・「難病医療費受給者証」を申請したけど、使い方が分からない。
・「難病医療費受給者証」を使っての初めての受診で不安。
こんな方はおられませんか?

「難病医療費受給者証」は慣れればカンタンに使うことができます。
でも、最初は使い方が分かりにくいですよね。
使い方が分からないまま病院に行くと損をしてしまうこともあります。
僕も最初は受給者証の使い方が全く分からない状態でした。
そこで今回は、潰瘍性大腸炎歴3年でずっと「難病医療費受給者証」を使っている僕が、
「難病医療費受給者証」の実際の使い方をイチからお伝えします。
この記事を読めば、「難病医療費受給者証」の具体的な使い方が分かります。
それでは見ていきましょう!
前提
「難病医療費受給者証」とは?

「難病医療費受給者証」は、簡単に言うと、
「難病の人の医療費や薬代を安くしてあげるよ」という制度のためのパスポートみたいなもののことです。
「難病医療費受給者証」でできることは、以下の3つです。
①医療費が2割負担になる。(※難病に関わるものだけ)
②医療費に上限額が設けられる。(※所得に応じて)
③施設の割引が受けれる。
個人的に、この中で一番素晴らしいのは、
②医療費に上限額が設けれる。(※所得に応じて)
です。
ボクは月1万円が上限額です。
潰瘍性大腸炎に関する医療費は、月1万円以上かかりません。
薬が高額になることが多い難病患者には、とてもありがたいです。
「難病医療費受給者証」は、「自己負担上限額管理表」とセットで使います。

「難病医療費受給者証」をもらうと同時に「自己負担上限額管理表」というものももらえます。
これ月に何円医療費を支払ったか記録するものです。
なので「難病医療費受給者証」と「自己負担上限額管理表」はセットで使う!
ということを覚えておきましょう!

そして病院でも薬局でも流れは同じです。
①「難病医療費受給者証」と「自己負担上限額管理表」をセットで受付に渡す。
②会計時に「自己負担上限額管理表」を返してもらう。
③「自己負担上限額管理表」に記入された金額が合っているかチェックする。
と言われても難しいと思います。
実際に流れを見ていきましょう。
病院での使い方

まず病院に受診するときは、「難病医療費受給者証」、「自己負担上限額管理表」の2つを用意しておきます。
※健康保険証と診察券も忘れず持っていきましょう!
なので4点セットですね!!

①受付で「難病医療費受給者証」と「自己負担上限額管理表」を渡す。

受付では、いつも診察券や健康保険証を渡すのと同じように
「難病医療費受給者証」と「自己負担上限額管理表」を渡します。

「難病医療費受給者証」はすぐに返してくれ、
「自己負担上限額管理表」は、お会計のときまで預かってくれます。
「自己負担上限額管理表」は、会計が確定した後、記入して渡してくれます。
③受診する。

受診はいつもどおり。
病院の先生に特別してもらうことはありません。
③お会計で「自己負担上限額管理表」を受け取る。

診察が終わったら、受付でお会計をします。
その時に「自己負担上限額管理表」を返してもらえます。

④「自己負担上限額管理表」に正しい金額が記入されているかチェックする。

「自己負担上限額管理表」を受け取ったら、
中を確認して今回の診察代が上限額に収まっているかを確認しましょう。
収まっていたらOK。

もし間違っているところ、気になることがあれば、聞きましょう。
この後は薬局にGO!
薬局での使い方

①処方せんと一緒に「難病医療費受給者証」と「自己負担上限額管理表」を渡す。

これは病院の受付と一緒です。
「難病医療費受給者証」はすぐに返してくれます。
②お会計のときに、「自己負担上限額管理表」を受け取る。

薬を受け取るときに、「自己上限額管理表」も受け取ります。

③「自己負担上限額管理表」に正しい金額が記入されているかチェックする。

潰瘍性大腸炎の方は、薬の金額が高い場合もあると思いますので、
しっかりと「自己上限額管理表」の金額の欄を確認しましょう。
上限額までいったら、それ以上請求されていないかも確認しましょう。

難病医療費受給者証は慣れるとカンタンに使える。
注意点①:忘れないように注意!

「難病医療費受給者証」を忘れて病院で診察をしてもらった場合、通常の3割負担に戻ってしまいます。
差額を返してほしかったら、市役所や区役所に行き、払い戻しの手続きをしなければいけません。
その申請には領収書が必要です。
僕は忘れたらめんどくさいと感じるので、
いつも「難病医療費受給者証」と「自己上限額管理表」を車の中に入れています。
注意点②:「自己負担上限額管理表」に正しく記入できているか注意する。

「難病医療費受給者証」は病院や薬局の方が手書きで書くので、間違いがあることもあります。
上限額になっているのに、お金を払っていることや、金額が間違って書かれていることもあるので、
受け取った後に自分でしっかりとチェックするようにしましょう。
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